かみしめ、顎関節症
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かみしめ、食いしばり、顎関節症について
顎関節症の治療は一般歯科でも行われていますし、専門医もいます。
しかし、大学や専門科で治療を受けているが治らないという患者さんが多く受診されます。
✦これまでの治療状況
● マウスピースを入れているが、痛みが消えない、口が開かない
● かみ合わせの調整を受けているが、痛みが消えない、口が開かない
● かみ合わせを全部直したが、痛みが消えない、口が開かない
● 治療で一時治ったが、また、症状が出ている
● 治療しても治らず、矯正や手術した方が良いと言われた
✦現在の症状
● アゴがだるい、頬に何時も鈍痛がある
● 食後にアゴの痛みが強くなる
● 口が大きく開かない、引っかかる
● アゴを動かすと「カクン、コックン、カリッ」、「ジャリジャリ、ゴリゴリ、ミシミシ」と音がする
●マウスピースは異和感が強くて、入れて寝るのは無理、気になって寝られない
噛む筋肉の肥大・痛みの原因
嚙み合わせ
歯ぎしり
食いしばり
外傷
ストレス
口腔顔面痛や顎関節症において最も多い病態は筋肉痛です。
特に、慢性化した筋・筋膜性疼痛は非常に厄介です。
かつては「筋肉痛では自発的な痛みは起こらない」と考えられていましたが、
実際には持続的な筋肉痛で受診する人は少なくありません。
肩こりや首のこりによる緊張型頭痛がその代表例です。
肩こりが元々ある人が重いものを持ったり、緊張する場面に直面したりすると、頭が締め付けられるような
感覚になり、重苦しく嫌な感じの頭痛が数日続くことがあります。
現在、このような頭痛は緊張型頭痛と呼ばれていますが、以前は筋緊張性頭痛とされていました。
筋の緊張だけでなく、精神的な緊張によっても引き起こされることがあり、筋という言葉が外されたのです。
精神的な緊張が頭痛を引き起こす理由は、自律神経の交感神経が亢進し、筋肉内で収縮している部分の血管が緊張し、
十分な血液が供給されなくなるからです。
筋肉が収縮してエネルギーを必要としているのに、血管の収縮によって血液供給が不足する。
この状況は「エネルギー危機(Energy Crisis)」と呼ばれ、筋肉痛の原因とされています。
かみしめ、食いしばり、顎関節症の治療
当院では超音波治療、セルフストレッチ、かみしめの意識改善、ボトックス治療、眠りの改善、
マウスピース治療などを症例に応じておこないます。
超音波治療
ボツリヌス注射
セルフストレッチ
かみしめ改善
眠りの質改善
マウスピース治療
筋肉痛の原因療法は何でしょうか、筋への負荷の軽減を目的に筋を収縮させない、
そのために、痛い筋を極力使わないことです。
第一に咀嚼筋では痛い側で咀嚼しない事、また、フランスパンの様に最後までかみしめなければならない様な食べ物は避ける。
次に、日中、何かに集中している時などに肩が持ち上がり、かみしめている状況になりがちです。
このような状況を避けるために、気がついたら意識的に肩を上げ下げする、
舌で口腔内を舐めるなどの「随意運動によるかみしめ中断運動」をしましょう。
人間の身体は無意識に筋緊張していても、意識的にその部位を動かそうとすると無意識の緊張が解除されて、意識通りに動きます。
これと全く異なって、こむら返りなどの痙攀では動かそうとしても解除されません。
これらの筋を過度に緊張させない、あるいは筋緊張を中断させる等の筋への働きかけに加えて、精神的緊張による交感神経亢進に対して腹式呼吸が勧められます。
この呼吸法で、副交感神経が刺激され、緊張緩和にもつながります。
人間仰向けになると自然に腹式呼吸になります、この特性を活かして腹式呼吸を覚えましょう。
仰向けになりおへその少し上に手のひらを置きます、
次にフーーと息を吐き出してみましょう、手の下のお腹が凹みます。
凹みを感じたら、ゆっくり息を吸い込んで、凹んだお腹を膨らまして、
お腹で手を持ち上げてみましょう。
なるべく高く持ち上げて、一秒間保ちます、そして、解除、フーーとゆっくり吐き出します。
吸う時間は1.2.3秒、4で1秒ホールド、そして解除、5.6.7秒、吐く時をなるべく長く出来る様に練習しましょう。
この繰り返しをして、腹式呼吸を覚えましょう、そして、坐位でも立位でも腹式呼吸が出来る様になりましょう。
緊張していると思ったらお腹に手を当てて、やってみましょう。
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ボツリヌス治療とは
ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌からつくった安全性の高いタンパク質の一種です。
過度に緊張している筋肉に注射すると緊張がほぐれ、口元にできるシワを緩和し、歯ぎしり・食いしばりにかかる強い力がやわらぎます。
歯科医院におけるボツリヌス治療
・エラ張り
・歯ぎしり
・食いしばり
・顎関節症など
・口唇閉鎖不全
・オトガイの梅干しシワ
・ガミースマイル
咀嚼筋(主に咬筋)
オトガイ筋
上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋
歯科医院で行うボツリヌス療法は、噛む力を調整することで、
歯やお口に関連する様々な問題の改善をサポートします。
特に、マウスピースの違和感が強くて使用できない患者様や、認知行動療法や理学療法が難しい患者様にも効果的です。
近年では、脳性麻痺患者様の口腔ケアの向上や吸引チューブの破損防止、うつ病患者様の筋緊張緩和など、
様々な医療現場でボツリヌス療法が広く活用されています。
また、口唇閉鎖不全の改善により、鼻呼吸が促されることで口腔内の乾燥が軽減し、
唾液の自浄作用が高まります。
これにより、歯の着色や汚れが減少し、下顎前歯の唇側傾斜を防ぐ効果も期待できます。
さらに、ガミースマイルの改善によって歯の汚れや着色の減少、歯肉炎の改善、
そしてコンプレックスの解消にもつながります。
✦メリット
● 繰り返し治療を行うことで、効果の持続期間が延び、治療間隔が長くなる
● 鎮痛剤などの薬物療法を減量、または中止できる可能性がある
● 副作用が起こる確率が低い
● 歯科においては施術時間が数分程度で済む
✦デ メリット
● 効果を強化したい場合でも、投与後約2ヶ月は抗体産生を防ぐため追加投与ができない
● まれにボツリヌストキシンや異物の注入により軽度のアレルギー反応が発生する可能性がある
※ 厚生労働省、FDA、KFDAなどの認可を受けた安全性が確認された製剤を使用することで、
リスクを低減可能
当院はアラガン社のボトックスを使用しております。
当院の歯科医師はボトックスビスタ(A型ボツリヌス毒素製剤)の
講習セミナーを受講し、その終了証を取得しています。
認定された歯科医師による治療ですので安心して治療をお受けいただけます。
ボトックスビスタ®
アラガン社のA型ボツリヌス毒素製剤「ボトックスビスタ®」は、
2009年1月、「65歳未満の成人における眉間の表情皺」を効能・効果として、2016年5月、「65歳未満の成人における目尻の表情皺」を効能・効果として製造販売が承認されました。
本罪は、2016年5月現在、眉間の表情じわ又は目尻の表情じわに対して、国内で唯一製造販売承認を取得しているA型ボツリヌス毒素製剤です。
ボトックス注射・注入(アラガン)の特徴
アラガンは・・・
決めたいところへしっかりとポイントで決まるので
他の筋肉に作用してしまう心配がありません。
徹底された品質管理
5℃以下の環境で温度管理を徹底して原産国アメリカから輸入しているので、高品質保証。ボトックス治療による効果持続期間も長くなります。
安全性保証
米国認可(原産国)
+
厚生労働省認可(日本国内)
を国内で唯一取得しています。
※韓国製ボツリヌストキシン・韓国内認可
世界的なシェア
ボトックスは以前から、眼科、神経内科の領域で治療に用いられてきました。美容皮膚科での使用も10年以上の歴史があります。
また、世界で1千万人以上の方がボトックス治療を受けており、世界で95%以上の市場シェアと2000万を超える症例があります。
ボツリヌス療法
治療の流れ
問診・触診・視診
症状やお悩みを伺い、実際に触れて確認し、見た目からも異常をチェックすることで、最適な治療方針を導き出します。症状によっては、歯科治療を必要とする場合もあります。
STEP
01
STEP
02
施術
施術は数分で完了します。当日の注意点としては、以下のことにご留意ください。
・激しい運動は避ける
・長風呂やサウナは控える
・過度な飲酒は控える(晩酌程度なら問題ありません)
・注射部位を強く揉まない
これらを守っていただければ、施術後すぐにお食事も問題なくお楽しみいただけます。
STEP
03
術後のチェック
効果が十分に出ているか、左右のバランスが取れているかなどを確認し、必要があれば追加で注射をします。
追加量によりますが、基本的には追加費用はかかりません。
状態を確認して、再治療が必要か検討します。
患者さまによっては、1回の治療で長期的に効果が出る場合もあります。